リースバック・任意売却事例集(5)

当社で扱ったリースバック・任意売却の相談事例集です。
債務の状況や不動産評価額、支払能力などにより、ご希望に添えない場合もございますが、ご自分と似たケースの事例をご参考ください。

リースバック相談事例5

相談:親族(親子・兄弟・親戚)の家を守りたい

父の家業が思わしくなく、自宅を担保にした資金繰りもうまくいかず、自宅を売却しなければならなくなったと相談されました。
父が借り入れをした金融機関に、息子の私が買い取れば両親が長年住み慣れた自宅から出て行かなくて良いから、と「親子間売買」をすすめられましたが、仲介してくれる不動産屋が見つかりません。そちらで何とかできませんでしょうか?

担当:難しい「親子間売買」は、実績のある業者にお任せください

何軒もの不動産屋を訪れては断られた相談者様は、大変疲れ切っておられました。
父名義の不動産を子が買い取る「親子間売買」は、不動産売買の経験しかない普通の不動産屋では成功が難しい案件です。親子間売買を得意とする業者を債権者(金融機関)が紹介してくれるのなら良いですが、一般の方がそういった業者を独力で探すのは大変だったと思います。
今日も別の不動産屋に断られて帰宅する途中、これで最後にしようと、たまたま見かけた当社にダメモトで立ち寄ってみたのだとおっしゃっていました。大変運の良い方だと思います。

親子間売買が難しい理由のひとつに、身内が購入する場合は住宅ローンの審査がほとんど通らないということがあります。当社は、親子間売買の住宅ローンを取り扱っている金融機関と提携していますので、そちらを紹介して審査を受けていただきました。
買主となる息子さん(相談者様)の信用情報、返済能力に問題がないことから、無事住宅ローンを組むことができ、お父様は愛着のあるご自宅でそのまま家業を続けることができるようになりました。

息子さんに迷惑をかけてしまったことを申し訳なく思っているお父様は、なるべく早く完済できるように、取り決めた家賃よりもできるだけ多く支払えるように仕事に励まれているそうです。

親子間売買(任意売却)